卓球・伊藤美誠選手 世界選手権三冠で「大魔王」になる！
1月に行われた卓球の全日本選手権で2年連続三冠 (女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス) を達成した伊藤美誠選手(18)が5日東京会館で行われた優勝報告会に出席し、4月にブタペストで開催予定の世界選手権個人戦でも「三冠を本気で目指す」と目標を語ってくれました。
これまで日本の選手で世界選手権二冠というのはありますが、これまで三冠を成し得た人はいません。伊藤選手が日本選手権個人戦でダブルスの代表として出場するかはまだわかっていませんが、「3種類でるつもりで準備しています。三冠できるチャンスは全然あると思う」と自信を見せてくれています。
卓球王国の中国でも恐れられる伊藤選手の実力
伊藤選手は昨年行われたスウェーデン・オープンで中国のトップ選手を相次いで破り優勝した際に中国のメディアで「大魔王が現れた」と報道され、中国の卓球界が警戒を強めていると報じられたそうです。
その報道を受けて伊藤選手は「卓球王国の中国でそう言われたことがうれしい。強くなって、もっと大魔王になりたいと思います。」とコメントしています。
来年に控えている東京オリンピックへも出場の意欲を見せており、「個人戦と団体戦で金メダルを取る」と宣言してくれています！
現在の卓球王国・中国の大魔王とは？
伊藤選手のすばらしさもそうですが、もともとの卓球王国・中国の選手たちも黙ってはいません。
そのライバル国・中国で中国女子代表選考会が2月28日～3月3日で開催され、その結果陳夢選手が優勝しました。
この優勝で陳夢選手は中国女子代表選手として内定が決まり、世界選手権への切符を手に入れています。
現在世界ランク3位の陳夢選手は2017年世界選手権女王の丁寧選手に敗北してしまったものの、その他は現在2位の失雨玲選手など数多くいる強豪を抑え優勝を勝ち取った選手です。
この試合の後に陳夢選手は、「自信を取り戻してきました。努力が実を結んだことをうれしく思いますが、これははじまりにすぎません。私の究極の目標は世界選手権で優勝することですので、これからより良い準備をするために計画を立てなければいけません、運を味方につけて世界選手権で私の夢を実現したいと思います。」と気合の入ったコメントを述べています。
三冠という大きな目標を持って挑む日本の大魔王・伊藤選手と卓球王国という誇りを背負った中国の大魔王・陳夢選手の戦いの行方が楽しみですね！
