5月30日 福岡ソフトバンクホークスへの入団を決めたカーター・スチュワート投手がアメリカの代理人事務所で入団会見を行い、「ソフトバンクホークスへの入団は自分にとってベストだと思う選択をした」と心境を語りました。
気になる背番号は「2」に決定したようです!
ボラス・コーポレーション社にて行われた入団会見にはソフトバンクホークスの三笠杉彦ゼネラルマネジャーとカーター・スチュワート投手の代理人であるスコット・ボラス氏が同席し、スチュワート投手は背番号2のユニホーム姿を披露しました。
入団会見では日本への印象などについても話す場面も!
--日本では育成法に何を思ったか
「個々の選手にしっかり時間をかけて教えることに誇りを持っていると感じたし、いい練習をしているのも見て取れた」
--日本の野球で知っていることは
「勉強している段階だが、一つ分かったのは野球に対するみんなの愛情だ。ファンと選手の情熱が一番の発見だった」
--印象に残った日本人大リーガーは
「大谷(翔平=エンゼルス)。日本から来て投打でこちらの選手を圧倒しているのだから」
--日本の食事は
「すごく気に入った。すしは得意じゃないけれど、それ以外は本当に大好きだ」
--契約にいたるまでの経緯
「決めるまで長いプロセスだった。大学のシーズンの終盤に話をもらった。最終的にこの決定がベストだと思った」
--現実的になってきたのは
「1月、2月に話し合いが始まり、話せば話すほど良いアイディアだと思い始めた」
--最初に日本からオファーがあると聞いたときは
「ちょっと驚いた。アマチュアの選手として普通のことではないこともわかっていたから最初は驚いた。いろいろ話をして、たくさん考えて、両親とも相談して素晴らしい機会だと思った」
--投手として長所、武器
「試合に対しての精神的な姿勢、対戦するのが好きだし、メンタルな部分での戦い、力任せに相手をねじ伏せるのではなくピッチングで抑える、相手の弱点を学び、いろいろな球種をいろいろなカウントで投げて抑えたい」
--育成に関して
「1週間ほど日本に行く機会があり、1軍と2軍のレベルを見ることができた。個々の選手に時間をかけて見るところやみんな一生懸命やっていたところ、良いシステムがあるのを見た」
--日本には誰かが、両親が、一緒に行くのか、良いサポートがあるのか
「家族が最初のうちは日本で来てくれる。ボラス事務所のサポートもある」
ボラス氏 「日本に3人、事務所のひとがいるからカーターのサポートがいつもできる」
--日本食はどう
「気に入っているよ、すしはあまり得意ではないけどそれ以外は大丈夫」
--日本球界で知っていること、イメージ
「もちろんすべてが新しいことだし、毎日いろいろ学んでいくと思うけど、一番大きなことは野球に対する情熱、ファンの情熱、選手の情熱を知った」
--米球界が「失敗した(がっかりさせた)」というのはどう感じる
「もう過ぎたことだし、あちこちで話をすることではないと思う。いまは大事なのは新しいチームとともに前に進むことに集中することだと思う」
--次世代にどう伝えたい
「若い選手たちにいろいろな機会があり、いろいろな道があることを伝えたいが、自分自身どうなるかは分からない。でもいつか誰かがこの出来事を振り返って『素晴らしいアイディアだった』」と言ってくれたらいい」
--スタットキャストで自身のカーブボールの回転率がバーランダー投手より上とあった
「そういうデータを見るのも楽しいし僕も見ている。僕のカーブは、結構いいんじゃないかと思う。得意な球種でもあるし、どんどん磨きをかけていきたい」
ボラス氏 「日本での彼のニックネームは『カーブのスチュワート (Curve Stewart)』だね」
--夢は
「それは難しい質問ですね。僕の夢は野球をプレーすること、長くプレーをしたい。野球をやっている10歳の子どもの夢はメジャーリーガーになることだと思うけど、いまはこういうチャンスをもらったから、自分のベストを尽くして長くプレーをすること、それは僕が野球が好きだから」
--現役日本人メジャーリーガーを見て影響を受けたのは
「大谷選手。最初から存在感があった。日本からやって来てメジャーリーガーを打つことでも投げることでも圧倒しているのを見たら認めるしかない」
出典:サンスポ
スチュワート投手は視察で日本に1週間ほど訪れたのだそう。
「一人一人の選手にかける時間はすごかったよ。僕自身もそうゆうのはとてもいいと思うよ」と自身の目で日本の野球を見てソフトバンクホークスへ入団する決意を固めたそうです。
アメリカのアマチュアで有望な選手が日本球界入りするのは異例中の異例ですが、スチュワート投手はソフトバンクホークスへ入団することに対して「考えれば考えるほど、素晴らしい機会だと思った」と話していました。
日本(福岡市内)での入団会見は6月3日に行われる予定です。
カータースチュワート 背番号2
カーター・スチュワート投手は5月30日にアメリカで行われた入団会見にて背番号2を披露しました。
ソフトバンクホークスの背番号2と言えば昨シーズンまで今宮選手が9年間背負っていた背番号なのでファンの方は今宮選手の印象があるかもしれませんね!
個人的には昨年の日本シリーズにて全国区となった甲斐捕手が背負うのかなぁ…と思っていました。