今月中旬にパキスタンの州大臣の記者会見を生中継するのに珍事が起こりました。
生中継に使われた携帯電話には「猫耳アプリ」が起動していたため、猫に扮したような姿でネット中継されたのです!
動画はすぐ消されてしまいましたが、現在SNS上では「猫に変身」「ミャオミャオ」などのコメントとともに拡散され話題となっています。
猫耳大臣となったのは「パキスタンの州情報相」
今回話題になったのは、北西部カイバル・パクトゥンクワ州のユスフザイ情報相。
14日の夜、広報担当者が猫の耳をあしらう動画機能「猫耳アプリ」を起動させたまま会見を撮影してしまったようです。
猫の耳やひげがついたように見えるユスフザイ情報相が財政難にあえぐ州政府の予算編成について熱っぽく語る動画がフェイスブックで生中継されました。
ユスフザイ情報相の所属政党は公式声明で「我々はネット技術を政治に生かすパイオニアとして誇りを持っている」と前置きしつつ、「再発防止に努めます」と釈明しています。
電力事情の改善によるパキスタンのネット広報戦略
パキスタンでは近年電力事情の改善でネット環境が急速に向上し、各政党はネットを通じた広報戦略でしのぎを削っているようです。
世間の注目が上がる一方で放送事故や不適切発言のたびにネットが炎上することも。
昨年11月には国営テレビ局「PTV」が政府への風刺ともとれるテロップを誤配信したことでネットでも話題になったようです。
真面目な内容とのギャップがたまらないかわいい動画ですね!