プロ野球

ホークス ゴールデン・グラブ賞の表彰者と特徴

ペナントレースが終了して各選手の出場記録が確定すると、守備の名手を決めるゴールデン・グラブ賞の表彰式が行われます。
一度は選ばれたいと現役選手に人気の高い同賞。
今回の記事では「ゴールデン・グラブ賞 人気の秘密や意外と知られていない選定の基準」についてお伝えします。

ゴールデン・グラブ賞とは?

ゴールデン・グラブ賞は「卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレー」を基準として選出されます。リーグ毎(セ・リーグ、パ・リーグ)に分けて選出され、各ポジションから1人しか獲得できない希少価値の高い賞です。「守備のベストナイン」に贈られる賞ですね!
その歴史は古く、1974年から毎年選手に贈られています。発足当初はダイヤモンドグラブ賞としてスタートし、1986からは現在の三井ゴールデン・グラブ賞になりました。

また、表彰式では金色のグラブ型トロフィーにも注目が集まります。こちらは各選手が愛用しているグラブをかたどり、金色になめした皮革を用いて職人の手で一つひとつ作られています。普段から愛用しているグラブを熟練の職人の方々によって総力を挙げて作られるので守備のNo.1を目指している選手にとってはこの上ない贈り物ですよね!ゴールデン・グラブ賞の獲得を目指している選手が多いのも分かりますね!

ではどういった選手が表彰されたのか、成績と共にみていきましょう。

ホークス ゴールデン・グラブ賞の表彰者とその特徴

2年連続日本一のソフトバンクホークスからは3人が表彰されました。

甲斐 拓也(捕手)

◇2年連続2度目の受賞
◇選考対象:チーム試合数の半分以上に捕手として出場
◇シーズン成績
試合数:133 守備率:.991
◇表彰
ゴールデン・グラブ賞、日本シリーズMVP
◇記録
日本シリーズ6連続盗塁阻止
甲斐キャノンと呼ばれる強肩で12球団トップの盗塁阻止率(.447)

甲斐選手は表彰式にて「ひたむきに努力を重ね”甲斐キャノン”の名に恥じぬ活躍を」との言葉の残しています。

松田 宣浩(三塁手)

◇6年連続7度目の受賞
◇選考対象:チーム試合数の半分以上に三塁手として出場
◇シーズン成績
試合数:143 守備率:.978
◇表彰
ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞

三塁手の連続獲得回数は4回が最高だったところを松田選手は6回と記録を更新しています。

柳田 悠岐(外野手)

◇2年連続4度目の受賞
◇選考対象:チーム試合数の半分以上に外野手として出場
◇シーズン成績
試合数:127 守備率:.988
◇表彰
ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞

上記、3人に共通している点は複数年連続でゴールデン・グラブ受賞していることです。
故障や安定した成績を残せないと出場機会が減ってしまい、ゴールデン・グラブ賞の選考対象外となってしまいます。
試合に出場し続け、守備でチームに貢献している3選手の今後の活躍にも期待です。