2019年シーズンに向けての春季キャンプはB組でスタートした長谷川勇也選手。プロ13年目のシーズンはレギュラー再奪取に向けて毎日バットを振り込みました。そのノルマは2万スイング。
フォームはこれまでいろいろ試してきたのになぜここまでバットを振り込むのでしょうか?
今回の記事では「長谷川選手の来シーズンにかける想い」についてお伝えします。
ホークス 長谷川選手が無心でスイング
ホークス 長谷川選手がひたすらバットを振り続ける理由…。
それは後悔しないように日々野球に向き合う事です。今、長谷川選手が求められているのはバッティング技術の向上です。
それでは、なぜバッティング技術の向上なのでしょうか?
長谷川選手は2014年のシーズンオフに右足首の手術を行いました。しかし、手術前の状態までは回復せず、その後のシーズンは右足首をかばう形となり、思うような成績を残すことができていません。
2013年以降の成績
○2013年(首位打者、最多安打のタイトルを獲得)
144試合出場 打率.341 安打198
○2014年
135試合出場 打率.300 安打142
○2015年
30試合出場 打率.224 安打19
○2016年
122試合出場 打率.271 安打105
○2017年
23試合出場 打率.216 安打8
○2018年
55試合出場 打率.287 安打29
球団は長谷川選手の右足首の状態を考慮して春季キャンプではランニングのメニューを免除しました。長谷川選手はその空いた時間をバッティング技術向上に向けての取り組みに充てています。
具体的な取り組みとは?
春季キャンプで取り組んでいる自主練習のティー打撃では約130球が入るケースを1日8箱分打ち続け、ノルマを2万スイングとしています。目的は「無」になって打つため。接戦時やチャンスの場面で無心で打つために歯を食いしばってやると言います。
ホークス 長谷川選手がレギュラーを掴むには
外野手編
長谷川選手のポジションは外野。しかしホークスの外野手陣は球界トップレベルのため、打撃・守備の両面で他者よりも優れていないとでレギュラーを掴むのは難しい。
◇外野手レギュラー候補
○柳田悠岐選手 侍ジャパンで4番打者を任されるなど球界屈指の強打者
○中村晃選手 どの打順でも率を残せるヒットメーカー
○上林誠知選手 走行守において年々レベルアップしている期待の若手
DH編
DHでの出場となると右足首の不安が減るが、中距離ヒッターの長谷川選手にはデスパイネ選手などパワーヒッターを抑えての出場は難しいと言える。