麻薬使用の容疑で逮捕された歌手で俳優のパクユチョン容疑者(33)は今年何度も髪染めをしていたといいます。
また、ほとんどの体毛を除毛することで警察から受けるであろう麻薬反応検査で発見されることを逃れようとしていたのでは?という疑いも出ています。
「断じて麻薬をしていない」と身の潔白を主張していたユチョン容疑者だけに後から発覚する麻薬使用の事実は大きな衝撃を与えています。
髪染めや除毛は麻薬成分が減少する?
今回ユチョン容疑者の身体から検出された覚せい剤の一種であるメタンフェタミン・別名ヒロポンの成分は足の毛から検出されました。
今回の検査でユチョン容疑者の足や腕など全身の毛を60本ほど採取して、ヒロポンの成分を突き止めたそうです。
今回麻薬反応検査を行った国立科学捜査研究院の方は「ヒロポンを使用している場合、麻薬検査を回避することは事実上不可能。」と話しています。
特に毛髪の場合は1か月に1センチほど成長するとともに麻薬成分も毛に従って伸びて出てくるというのです。
髪の毛を短く切ったり、染めたり、除毛したりすると麻薬の痕跡を探すことができなくなることもあるようですが、必ずどこかの毛には以前に使用していた麻薬成分が残っているので、実質検査を回避するというのは不可能となるといいます。
麻薬反応検査とはどんな感じなのか?
では実際に麻薬反応検査とはどのようなことが行われるのかというと、尿検査と毛髪検査が行われます。
通常麻薬を使用すると血液に吸収されて体内に入り、尿として排泄されます。
麻薬を使用後血液には半日から1日、毛根には3日ほど残るようで、尿で検出するには3~5日後までであれば検出することができます。
つまり尿検査は短期間内での麻薬の使用について判断できる方法であると言えますね。
逆に毛髪検査は麻薬が毛細血管から毛髪に吸収された後も残るため、毛髪が成長すれば一緒に薬物成分も蓄積し、長期的に使用した事実と使用し始めた時期まで推定することができるのです。
毛髪を3センチ単位で検査し、薬物成分が検出されると麻薬使用時期は3か月前からと推定できます。
麻薬常習犯は証拠隠滅しようと毛髪を全てなくそうとするそうです。
毛髪や陰毛、脇毛やひげやあご、体毛など全部で6種類の毛髪があるようですが、仮に全て除毛しても肛門の重要な毛を採取すれば検出することができるので検挙することは十分可能なようなので、やはり悪いことはできないということですね。
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