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小出義雄 教員生活での経験を経て高橋尚子、有森裕子ら実業団選手を育成した。

4月24日(水)マラソンの指導者としてシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを育てたことで広く知られている小出義雄さん(80)が千葉県内の病院で死去しました。




小出義雄 教員生活を経て実業団選手育成へ

小出さんは千葉県立山武農業高等学校を卒業後、一度は家業を継ぐなど働いていました。
しかし走ることが好き、走ることはずっと続けていきたいとの思いから22歳に名門である順天堂大学の体育学部へ入学し、箱根駅伝に3度出場と選手として輝かしい実績をお持ちです。

順天堂大学卒業後は出身地の千葉県にある千葉県立長生高等学校、千葉県立佐倉高等学校、船橋市立船橋高等学校で教員を23年間務め、選手の指導に携わりました。

1988年からは実業団選手育成へ舵を取り、リクルートへ就任。
当時、中距離ランナーだった有森裕子さんをマラソンランナーへ転向させました。
厳しい練習で知られる小出監督ですが、当時から「厳しい練習で褒めながら徹底的に鍛える」指導を実践し、バルセロナ五輪女子マラソンでは銀メダル、アトランタ五輪女子マラソンでは銅メダル獲得へ導きました。




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