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小出義雄 独自の指導法が話題に!褒めて伸ばす指導を貫きました。

4月24日(水)小出義雄さん(80)が肺炎のため千葉県浦安市にある順天堂大浦安病院で亡くなりました。小出さんは監督時代に独自の指導法により数々のトップランナーを育て上げてきました。




小出義雄 褒めて伸ばす独自の指導法が話題に!

小出さんは2019年3月まで監督として第一線に立ち、選手たちを見守ってきました。監督時代には数々の名選手を育成しています。

小出監督の指導実績

○高橋尚子さん
2000年 シドニー五輪女子マラソン 金メダル獲得

○有森裕子さん
1992年 バルセロナ五輪女子マラソン 銀メダル獲得
1996年 アトランタ五輪女子マラソン 銅メダル獲得

○鈴木博美さん
1997年 世界陸上選手権女子マラソン 金メダル獲得

小出さんはバルセロナ、アトランタ、シドニーと3大会連続でメダリストを育て上げています。そのため、世間では小出マジックという言葉が流行したほど小出監督の指導法に注目が集まりました。

当時主流ではなかった高地トレーニングを実施

小出さんは酸素の薄い場所で心肺機能などを鍛えるために当時主流ではなかった高地トレーニングを取り入れました。
きつい環境で褒めながら徹底的に選手を鍛える。そんなイメージが強く残っています。

その他にも40キロ走などハードな練習メニューを取り入れ、小出監督と二人三脚で成長していった高橋尚子さんは日本陸上界で初となる金メダルを獲得しました。




小出義雄 死去に伴い高橋尚子がコメント

選手時代 小出さんにお世話になった高橋尚子さんは小出監督(恩師)へメッセージを贈っています。

「オリンピックでメダルを獲れたのも、世界記録を出せたのも、今の自分があるのも、小出監督のおかげです。弱い私を根気よく指導してくださって、一緒に走ってくださって、自信をつけさせてくださって、監督の大切な時間を費やしてくださって、オリンピックでメダルを獲らせてくださって、ありがとうございますと、何度言っても伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです。」




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