プロ野球

巨人 今村が開幕ローテーション争いで好投、5回無失点

10日 阪神甲子園球場にて行われた阪神タイガースとの一戦で先発した巨人の今村信貴(のぶたか)投手が5回を3安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りへアピールしました。昨シーズンは途中から先発ローテーションに定着し、キャリアハイの6勝を挙げた左腕。春季キャンプではチームのエースである菅野投手から投手キャプテンに指名されるなど期待度の高さがうかがえます。今シーズンは初の2桁勝利を目指してアピールを続けます。

 

 

 

巨人今村投手 3月10日の戦評

初回、2死から2四球1安打で満塁のピンチを招きますが、6番のルーキー木浪をスライダーで投ゴロに打ち取り、ピンチをしのぎます。
4回以外は毎回ランナーを得点圏に背負いましたが、スライダー・フォークを絡めたピッチングで5回を3安打無失点と好投し、先発ローテーション争いのアピールに成功しました。

前回登板した3日東京ドームでのヤクルト戦では3回を投げてホームランを含む2失点の内容だった今村投手。
今日の登板を振り返り、「序盤は制球に苦しんだが、しっかりと立て直した。3、4回くらいから全力で投げようと心掛けた。今日抑えないとチャンスはないと思っていた。少しは(先発ローテーション入りに向けて)アピールできたのかなと思います」と話しています。

今シーズンは開幕から先発ローテーション入りを果たし、登板数を増やして自身初の2桁勝利を成し遂げて欲しいです。

 

巨人 開幕ローテーション争い

先ず一番手に挙がるのが巨人の絶対的エース 菅野智之投手。昨季まで2年連続で沢村賞を獲得し、2年連続最多勝を挙げるなど実績十分です。
また、昨シーズンは抑えを任されていましたが、今シーズンは先発に専念する山口俊投手も開幕ローテーション入りすることが濃厚です。
巨人は2019年シーズンは「菅野投手」「山口投手」の2枚看板となりそうです。

この2枚看板のココがすごい

昨今のプロ野球では試合でのピッチャーの起用方法として、先発~中継ぎ~抑えの流れが一般的となっている中、昨シーズンの菅野投手と山口投手の完投数・完封数は下記の通りです。

○菅野投手
完投数 10試合
完封数  8試合

○山口投手
完投数 6試合
完封数 2試合

◇完投とは先発投手が試合終了まで1人で投げ抜くこと。
◇完封とは先発投手が完投した上で相手チームに1点も与えずに勝利すること。

続いてC.C.メルセデス投手とT.ヤングマン投手も先発ローテーションから外せません。両投手とも制球が抜群に良いのが特徴のため、自滅することが少ないと考えられます。

残りの2枠を本日好投した今村投手、田口投手、高橋投手、沢村投手らが争う構図となっています。