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フィギュア宇野昌磨選手 世界選手権に向けての抱負とは?

宇野選手 けがにも負けず世界選手権で優秀を目指す

男子フィギュアスケート宇野昌磨選手は、世界選手権での優勝を目指して6日公開練習を行いました。

公開練習では、ショートプログラムの曲をかけながら調整する様子などが見られました。

4回転フリップやトリプルアクセルを成功させるなど、2月の四大陸選手権での優勝の勢いに乗って順調な様子を見せていました。

 

去年の大会の練習中に足にけがを負ってしまった宇野選手ですが、けがの状態について「全く心配ないので、ベストな状態で挑めると思います。四大陸選手権が終わった後に世界選手権で1位をとりたい。自分であえて順位を気にする、それが自分にとって緊張になると思いますけど、そういった状況でも試合に挑んでいたいと思いました」とコメントしています。

 

けがのことを一切秘密にしていた宇野選手の強さ

宇野昌磨選手にとっての2018年の全日本フィギュアスケート選手権は、思いもよらぬアクシデントから勝利を掴みとった大会となりました。

ショートプログラムの6分間練習でのこと、宇野選手はアクセルジャンプから着氷後、両膝に数秒間手を置きました。

その後はジャンプの練習は行わず、リンクを回り続け、いつもとは全く違う姿を見せていました。

ですが、本番で曲が始まると、今シーズンでも最高とも言える演技を見せた宇野選手。

ジャンプを全て完璧に跳ぶだけではなく、曲調も完璧に捉えて観客や審査員を世界に引き込んでいきました。

本人も演技終了直後の心境として「やってやったぞ、という思いがありました」と語っています。

ですが、全日本選手権のフリーの後、空き日や公式練習にも姿を見せなかった宇野選手はそのままフリーに臨みました。

 

実はMRI検査を受けるまでの状態だったケガ…

2つのジャンプがうまくいかなかったけれど、スピンやステップは全て高いレベルを維持。

その結果187.04と他の選手を圧倒する得点を得て、総合得点289.10と大差で三連覇を成し遂げました。

試合の後、けがについてはじめて語ったのです。

「足を傷めたのはショートの6分間ではありません。ショート当日の公式練習の前のウォーミングアップで足を強くひねりました。練習の15分くらい前だったので最初は気にならなかったけれど、練習が終わったらすごく痛くて…ショートができたのは驚きでした。」

とぎりぎりの状態で勝負に挑んでいたことをあっさり本人は振り返って語っていましたが、終わった後は歩くのも困難でMRIを撮っての診察を受けるなどの重傷を負っていたのです。

彼の「どんな試合でも休みたくない、プライドですかね、地上を歩けるなら出よう」という強い思い・スケートへの情熱が逆境をものともせず、優勝に導いた強さだと感じました。