昨年4月の日本選手権で瀬戸大也選手を打ち負かした200メートルバタフライの新星・幌村尚さん(19)。
今回の記事では来年4月に行われる日本選手権水泳競技大会でオリンピック代表の有力候補である幌村尚さんについてまとめてみました。
幌村尚 自己ベストは1分53秒79
幌村尚プロフィール
出身高校:兵庫県立西脇工業高等学校
大学学部:スポーツ科学部
身長:170cm
体重:68kg
泳法:バタフライ
現在早稲田大学3年生の幌村尚さん。
昨年4月に行われた日本選手権で現在オリンピック代表内定第1号を獲得した瀬戸大也選手を抜き初優勝しています。
その時のタイムが自己ベストの「1分53秒79」。
この記録は今年7月に行われた世界水泳で銀メダルを獲得した瀬戸大也選手の記録1分53秒86を上回る記録!
自己ベストが出せれば、大会でも上位を狙えるという事ですね。
幌村尚さんは来年4月に行われる日本選手権でオリンピック代表の座を勝ち取るには以下のような条件をクリアしなければなりません。
2020年日本選手権において日本水泳連盟が定めた派遣標準記録を突破、各種目で上位2位以内に入賞
※50メートル端フラウは派遣標準記録Ⅰ突破選手のみ
2019年世界選手権での派遣標準記録は
派遣標準記録Ⅰ:8位以内
派遣標準記録Ⅱ:16位以内
に相当するタイムで、日本水泳連盟としては「準決勝や決勝に進出できるレベルの力を持っていないと代表にはなれない」「世界で戦える選手を送り込む」という体制のようです。
この厳しい条件をクリアするために選手たちは日々のトレーニングに励んでいるわけですね!
幌村尚の体型は野性的生活から生まれたもの
幌村尚さんの泳ぎの特徴と言えば「キックの強さ」。
通常上半身が大きく、それと比べて下半身はややスマートというのが競泳選手の体型ですが、幌村尚さんは太ももがかなり太く、共演選手としては珍しい体型です。
幌村尚さんの家から小学校が片道1時間で更に山道だったそうです。
帰り道を走って帰ったり、友達と寄り道で山登りをしたり、野性的な生活を過ごしていたのだとか!
キック力の強さは幼少期の生活から培われてきたものだったんですね。
また、幌村尚さんのフォームは水面に腕が入水してすぐに水をキャッチ、姿勢は常にフラットで水の抵抗を受けにくい理想的なフォームの持ち主で、バタフライを速く泳ぐ人間型ロボット「バタフライロボット」のようだと呼ばれています。
3歳から水泳を始めた幌村尚さん、水泳を行う環境は決して整ったものではなく、飛び込みの練習ができない水深の浅いプールだったり、左右横幅の狭いコースロープだったりと練習するのにもいろいろと苦労されたようです。
練習しづらい環境でもどうすれば早くなれるのか、どうやったら泳ぎを向上できるのか考えた上で練習し続けた結果、今の理想のフォームをあみだすことができたのですね。
才能を自分の力でどんどん伸ばしていける幌村尚さん、今後の活躍がますます楽しみですね!
関連記事はこちら!