プロ野球

ホークス 甲斐拓也の凄さが分かる!その極意とは?

2018年度の日本シリーズ(日本選手権シリーズ)にて新記録の6連続盗塁阻止をマークし、一躍全国区となったソフトバンクの甲斐拓也選手。
シーズンオフにはお正月の人気テレビ番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ!のリアル野球盤」に初出演するなどメディアの露出も目立っています!なぜ甲斐選手がすごいといわれているのか気になりませんか?
今回の記事では「甲斐選手の凄さ」についてご紹介します。

甲斐選手ってどんな人?その凄さとは?

まずは甲斐選手のプロフィールを簡単にご紹介します。
2010年の育成ドラフト6順目でホークスに入団。
ポジションはキャッチャー。
2016年シーズンまでは1軍での出場機会は多くありませんでしたが、2017年シーズンにメンバーの故障により1軍出場の機会を勝ち取り、2017年・2018年と2年連続100試合出場を果たしています。この2年で「2017年度 育成枠から初のゴールデングラブ賞を受賞し、2018年度も受賞」「2018年度 日本シリーズで育成枠から初のMVPに輝く」「侍ジャパンに選出」など素晴らしい成績を残しています。

ではここからは甲斐選手が評価されている理由をお伝えします。

盗塁阻止率 .447

甲斐選手が突出しているものの一つに盗塁阻止率が高いことが挙げられます。
盗塁阻止率とはキャッチャーが盗塁を試みた走者を自分の送球によってアウトにした割合のことを言います。
計算式は下記のようになります。

盗塁阻止率=盗塁をアウトにした数÷盗塁を企画した総数

この盗塁阻止率は.300を超えると一流と言われるところを甲斐選手は.447を記録しています。素晴らしい数字ですよね!
因みに盗塁阻止率2位の選手は同じソフトバンクホークスの髙谷選手の.385でした。

盗塁阻止率とはキャッチャーの肩の強さを示す一つの指標となると言われています。
では次に甲斐選手の盗塁阻止率が高い理由を掘り下げてみましょう。

甲斐選手が実践している極意

2塁への盗塁阻止の目安はキャッチャーがボールを捕球してから2秒以内にセカンドへ投げないとアウトにできないと言われています。
そこで甲斐選手は素早く低い軌道で送球するための工夫を行っています。

①ボールを捕球する前に左足を一歩前にだしている。これにより送球態勢に入りやすくなりスムーズに送球できるようになる。
②ボールを引き付けて捕球することで送球までの動きを最小限に抑えている。
③ピッチャーが投球する前にピッチャーとセカンドベースを確認して投げる位置を把握することでコントロールよく低いボールを送球している。

ボールを捕球して送球するまでの動作の中にこれだけの極意を実践していてすごく奥が深いなと感じます。野球に対して真摯に取り組み、どうすればより良くなるかを考え抜いて実践している甲斐選手。今後の活躍も楽しみです!