プロ野球

千賀滉大 フォークを活かすために新球のツーシームを習得中!

3月29日 開幕投手が内定している福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手。今シーズンは投球の幅を広げるためにツーシームを習得中です。チームのエースとして進化を続けるために新球の習得、シーズンオフにはダルビッシュ選手とトレーニングを共にするなど、新しいものを手に入れるための貪欲さを持っているのはさすがです!




千賀投手は昨シーズン開幕前にも新球にチャレンジしていた?

千賀投手といえば150キロを超えるストレートとお化けフォークと称されるほどの落差を誇るフォークボールが武器です。縦の変化をメインに勝負してきました。

しかし、長いイニングを投げる先発投手として縦の変化だけでは投球の幅が狭いと実感したため、昨シーズン開幕前は横の変化に特化したスライダーの習得を目指しました。
このスライダーは昨シーズンに実践で披露していましたが、自身のコンディションを確認しつつ投げていた印象を受けます。




千賀投手が新球にツーシームを選んだ理由

では千賀投手は何故、新たな球種にツーシームを選んだのでしょうか?
千賀投手の代名詞といえばフォークボール。千賀投手はそのフォークボールについて、有効な日とそうでない日があるといいます。

〜自分が得意な投球パターンで勝負できない時にどうすべきかを考えないといけない〜
その中で感じたのがツーシームの習得だったそうです。

それを感じたのは去年のクライマックスシリーズ。
いきなり使ってみたにもかかわらず、すごく感覚が良かったそうです。




新球を取り入れるのもデメリットがある?

新しい変化球を習得すると投球の幅が広がり、結果的に打者を抑えやすくなります。しかし、新しい変化球を習得することは簡単なことではありません。

新しい変化球を習得しようとすると投球フォームが崩れてしまい、これまで良かった球種(千賀投手の場合はフォークボール)が上手く投げられなくなる可能性があります。

そのため、多くの投手は持っている球種の精度を上げることに力を入れる傾向にあります。

千賀投手はプロ野球界という厳しい世界で生き残っていくためには「リスクを承知でも成長を求めていかないといけない」と話します。
これは、育成選手から這い上がった経験を持つ千賀投手の本心ではないでしょうか。

今シーズンから習得を目指しているツーシーム。打者が嫌がる球種が増えると投球の幅が広がります。3月29日の開幕戦から千賀投手の投球が楽しみですね!