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地震で注目集まるフォッサマグナとは?新潟県村上市で震度6強の地震

18日夜に新潟県村上市で震度6強を観測した地震について、総務省消防庁は19日午前の時点で地震でけがをした人は計15人であると発表しました。

山形県が9人と最多で新潟県は4人、宮城県と石川県がそれぞれ1人となっているようです。

 

これからしばらくは地盤が緩んだことによる地盤沈下や余震などに警戒が必要な状態です。

この地震で「フォッサマグナ」に注目が集まっています。

 

 

この記事では、フォッサマグナとは何かについてまとめてみました。

 




 

地震で注目集まる「フォッサマグナ」

 

フォッサマグナ(Fossa Magna)とはラテン語で「大きな溝」という意味で、日本の主要な地溝帯の一つとされています。

東北日本と西南日本の境目となる地帯であるため、別名「中央地溝帯(ちゅうおうちこうたい)」「大地溝帯(だいちこうたい)」とも呼ばれています。

 

ハインリッヒ・エンドムント・ナウマン博士がこの地質構造の異なるラインが新潟県糸魚川市から静岡県までに至っていることを発見し、1885年に論文を発表しています。

このフォッサマグナの溝の深さは6000メートル以上あります。

 

「フォッサマグナ」が注目されている理由

 

このフォッサマグナの溝の深さは6000メートル以上あり、大きな山脈がすっぽり埋まってしまうほど大きいのです。

よって地盤同士がつながっていないため、地震が起きた時に振動が伝わらなかったため、今回西南日本側に大きな影響がなかったのでは?ということで注目が集まっているようです。

 

フォッサマグナの影響なのかは定かではないですが、自然の産物というのはとても興味深いものですね。

フォッサマグナにご興味をお持ちの方は、「フォッサマグナミュージアム」がありますので、チェックしてみてください。