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門司港にバナナたたき売りプリンス誕生!9歳男の子が「門司港バナナ塾」入塾

あなたは北九州の門司港発祥とされ、日本遺産にも認定された門司港の伝統芸能「バナナのたたき売り」をご存知ですか?

現在北九州ではバナナのたたき売りの継承者を育成する「門司港バナナ塾」が開かれているのです!

 

そんな門司港バナナ塾に最年少となる大分県杵築市の小学4年生 森 悠真くん(9)が入塾し、これまで過去最年少記録だった20歳を大幅に更新し話題となっています。

今回の記事では、門司港バナナたたき売りプリンス・森くんについて記事をまとめてみました。

 




 

門司港バナナのたたき売りって何?

 

そもそも「門司港バナナのたたき売り」ってどんなものなのでしょうか?

バナナが日本に輸入されたのは明治36年頃で当時台湾の商人が神戸に持ち込んだのが始まりといいます。

 

当時台湾は日本の領土であったことと門司港が産地台湾と最も地理的に近かったこともあり、大量に入荷されてきたことで日本の一般家庭でも気軽にバナナが購入できるようになったそう。

通常バナナは完全に熟していない青いうちに運び、問屋の地下室で熟成させて各地に出荷されていましたが、輸送中の船内で熟成が進みすぎてしまったものや傷がついてしまったものなどが出てきて、保存技術のない当時は廃棄する前に一分一秒早くバナナを売り切るために始まったのが露店での「バナナのたたき売り」です。

 

現在は物流の発達などにより港での売り切りが必要なくなってきたため、バナナのたたき売りを行う必要性はなくなってきたのですが、「門司港バナナのたたき売り連合会」によって伝統文化としてこれまで継承され、日本遺産に認定されているのです。

 

門司港バナナたたき売りプリンス・森くん

 

この門司港バナナのたたき売り連合会が継承者を育成するために「門司港バナナ塾」を開講しており、今回開催13回目で最年少となる大分県杵築市の小学4年森 悠真くん(9)が入塾し、最年少記録を大幅に更新したのです!

門司港バナナ塾は全10回の授業のうち、7回以上に出席すると終了できるようで、悠真くんは「頑張りたい」と意気込みを語っています。

 

入塾したきっかけは、5月上旬に小倉南区に住む祖母と訪れた門司港バナナのたたき売り、売り手が巧みな話術でまわりのお客さんを引き込んでいくやりとりを見て、「掛け合いがおもしろい!」と入塾を決めたとのこと。

そんな悠真くんの趣味はカラオケで、地域のカラオケ大会に出場したこともあり、人前に立つことに抵抗はないようです。

 

8日に門司区であった開講式でたたき売りの実演販売が行われ、「(値段が)高い!」などおきまりの掛け声を売り手に浴びせ盛り上がっていました。

会場からは笑い声や「かわいい」などの声援も上がっており、バナナたたき売りの新プリンスが誕生の予感に塾長も期待を寄せているようです。

 

バナナのたたき売りは毎月第1~4土曜日と第2・4日曜日の各日13時から門司港ハウス前で行っているようですので、ご興味がある方はぜひ足を運んでみてくださいね!