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何故71年間痛みも不安も感じない人生を送ってこれたのか?

スコットランドに住むジョー・キャメロンさんは71年間の人生でほとんど痛みを感じたことがないといいます。

彼女が感じないのは痛みだけではなく、不安や恐怖も感じることなく生きてきたというのです!

しかもキャメロンさんはそのことに気がついたのはここ最近で65歳の時だったといいます。

そんなことが実際に起こり得るのでしょうか?




痛みや苦しみを感じない人生とは?

 

キャメロンさんは怪我をしても、火傷をしても痛みをほとんど感じないのだそうで、時々キッチンストーブに寄りかかっている時に火傷をしてしまっていても痛みがなく、焼けている匂いで気がつくのだそう。

彼女はベジタリアンであるため、火傷の他に家の中でお肉が焼ける匂いがしないことからすぐ気がつけるようです。

 

キャメロンさんは怪我をしてもすぐ治るし、子供を出産した時のほとんど痛みを感じなかったとのこと。

性格もとても前向きでほとんど不安な気持ちにはならないため、交通事故などの危険な状態に遭遇しても動揺することはなかったようです。

 

それと同時に言葉や物を置き場所をすぐ忘れてしまうなどの物忘れが多かったといいます。

彼女は「振り返ってみると、これまで痛み止めを使ったこともないし、必要としないものに対して、何故なんだろうと疑問に思うことはなかった。」、「誰かに指摘されるまで、それが普通だと思っていた。わたしはいつも幸せな性格で、それが他の人と違うとは思っていなかった」と話しています。

 

65歳まで知らなかった彼女の特殊な体質について

 

キャメロンさんが自分の特殊な体質に気がつくきっかけとなったのは、65歳の時にお尻に違和感を感じて病院に行ったことがきっかけでした。

お尻に力が入らず、うまく歩けない状態でしたが、本人が痛みを訴えることもなかったため、病院は何も問題ないだろうとそのまま家に帰したそうです。

 

ですが、その後何度かの通院でレントゲン撮影をした結果、お尻の関節がひどく悪化していることがわかったのです。

さらに同じタイミングて手の変形性関節炎であることが発覚し、66歳の時に手術を受けました。

 

通常の場合、変形性関節炎の手術は大きな傷みを感じるのですが、キャメロンさんは手術後にほとんど痛みを感じなかったことから、医師たちは驚きなぜ彼女が痛みを感じないのかを調べはじめました。

キャメロンさんの遺伝子分析を行った結果、これまでに知られていなかった2つの遺伝子の変異を発見したのです。

 

この2つの遺伝子の変異が一緒になって、痛みや不安をほとんど感じず、傷も早く治って幸せを感じやすい状態を引き起こすことに関係していたことがわかりました。

今回の発見により、術後の痛みを和らげたり、傷の治癒を早める痛み止めの新たな方法が研究され、将来手術を受ける人たちの助けになるといいですね!