プロ野球

ホークス 補強事情、2018年シーズンオフ

2018年シーズンにて日本一を決めた翌日から来シーズンに向けてのチーム編成が始まりました。
今回の記事では「ソフトバンクホークス 選手の入れ替わり」についてご紹介します。

FA選手の獲得へ参戦

ソフトバンクホークスが日本一を決めた翌日、チームやファンに衝撃が走りました。
過去のリーグ優勝や日本一の原動力となった攝津投手、五十嵐投手、寺原投手、城所選手の自由契約が球団から発表されたからです。ホークスの功労者が今シーズン限りでチームを去る形となってしまいました。
日本一を勝ち取ったもののリーグ優勝を逃した事実は重く、チームの再建を図るために5年ぶりにFA補強への参戦がはじまりました。

浅村栄斗選手の獲得へ

近年固定できなかった正二塁手として浅村選手の獲得に乗り出しました。
チーム事情として内川選手・松田選手・デスパイネ選手など主力の右打者は年齢層が高く、「二塁手・右打者・長距離砲・28歳」と好条件を兼ね備えた浅村選手は今後のチームの戦力にマッチする選手だったため獲得へ乗り出しましたが叶いませんでした。

西勇輝選手の獲得へ

2018年シーズンは和田投手・千賀投手・武田投手など先発投手陣の相次ぐ故障による離脱で先発ローテーションを固定できなかったため、西選手の獲得に乗り出しました。過去5年で4度の二桁勝利を挙げている西選手は先発投手として一年間ローテーションを守ってもらえると期待されましたが獲得は叶いませんでした。

FA補強参戦の結果、浅村選手・西選手ともに獲得は叶いませんでしたが、裏を返せば人的補償で将来を有望視されている選手を他球団に取られなくて済んだとの見方もできます。

補強失敗は来シーズンの戦いに影響するのか?

球団5年ぶりとなるFA補強に参戦するも浅村選手・西選手の両者とも獲得は叶いませんでした。補強の失敗は来シーズンの戦いに影響するのか、チーム内の戦力を確認していきましょう。

二塁手について

近年は二塁手を固定できずに複数の選手が入れ替わりで出場していましたが、個々のスキルが高く戦力としては十分に整っていると言えます。

二塁手候補

①牧原大成選手 試合数57 守備率1.000  26歳
②川島慶三選手 試合数41 守備率.986  35歳
③西田哲郎選手 試合数22 守備率.1.000 27歳
④明石健志選手 試合数21 守備率.983  33歳
⑤髙田知季選手 試合数21 守備率.988  28歳

若手の台頭として育成出身の牧原選手の活躍が期待されます。2018年シーズンは57試合に出場し、打率.317 盗塁9の成績を残しています。

年齢層の偏りがないため、数年間は選手の起用に困らないポジションになるのではないでしょうか。

投手について

2018年シーズンは怪我による故障者が相次いだため、先発・中継ぎ・抑えを固定できませんでした。
しかし、先発では育成出身の大竹投手・シーズン途中加入のミランダ投手、中継ぎでは72試合に登板した加治屋投手、抑えではセーブ王のタイトルを獲得した森投手らの活躍により大きく崩れることなくシーズンを戦い抜くことができました。
加えて復活を誓う和田投手・武田投手・スアレス投手・岩嵜投手・サファテ投手などが控えているため、アクシデントがなければ頭数は十分に揃います。

浅村選手・西選手の獲得に失敗したかどうかはシーズンが終わってみないと分かりませんが、二塁手・投手は現有戦力で十分に戦えるのではないでしょうか。