ここ最近は怪我に苦しめられてきたソフトバンクホークスの和田毅選手(38)が5日ヤフオクドームで行われた交流戦で2年ぶりに復帰登板しました。
一昨年11月1日の日本シリーズ第4戦(横浜)以来581日ぶりに1軍マウンドに立った和田毅選手。
6日付西部版1面です。
左肩痛を克服したソフトバンク和田毅投手が帰ってきた。中日戦(ヤフオクドーム)で、2年ぶり1軍マウンド。先発し5回78球で2失点。同点で降板し633日ぶりの白星はつかなかったが、4発で5点と打線が奮起しチームは連勝した。
待っとったばい!#和田毅 pic.twitter.com/S1FX9ugeaA— 日刊スポーツ西部本社 (@SNikkansports) June 6, 2019
今季初登板は5回2失点で和田選手自身には勝ち星は付きませんでしたが、チームに連勝と2年目右腕投げの椎野選手にプロ初勝利を呼び込む活躍を見せました。
今回の記事では、和田毅選手の現在までと今回の試合での活躍についてまとめてみました。
和田毅選手現在までのまとめ
平成を代表するサウスポーと呼ばれている背番号21、和田毅選手。
高校は島根県の島根県立浜田高校の出身で、エースとして2年・3年の夏甲子園に出場しています。
その後早稲田大学に進学し、大学4年生までに476奪三振という記録を作り、52年ぶり春夏連覇に貢献しています。
2003年のドラフト会議で福岡ダイエーホークスへの入団が決まり、ホークス1年目でもいきなり連勝記録をあげるなど史上最高のサウスポーの実力を見せつけました。
プロ入りしてから5年連続二桁勝利、2010年には最多勝やリーグMVPを獲得する活躍しました。
その後メジャーリーグに挑戦した際に左肘靭帯を損傷、その怪我をきっかけにこれまで和田選手らしい登板が見れないことが多くなりました。
昨年はキャンプから不調が続き、一軍には一度も登板することなくシーズンが終わってしまったのです。
和田毅選手の復帰戦の結果は?
これまで左肩の故障でリハビリに励んでいた和田選手は581日ぶりの1軍マウンドに立ち、プレートにそっと手を置いてスイッチを入れました。
開幕から若手投手が奮闘する中、プロ17年目のベテランもなりふり構わず白星を求めて戦いました。
スタメン発表時の奪sh和田毅inヤフオクです。お納めください。わだっしゅ。 pic.twitter.com/eSIbc6L6xR
— わだみや (@imamiyaaaa) June 5, 2019
和田毅初回 pic.twitter.com/ZWTxZD8d7q
— ホークス命🦅🦅🦅2019年はリーグ優勝奪還だあ💪 (@hawksinochi08) June 6, 2019
1、2回はプレートの一塁側を踏んでいましたが、2巡目となった3回目以降は三塁側を使っていました。
序盤は最速144キロのストレートを軸にした投球を行いましたが、空振りを誘うことができず球数がかさみ「力みがあった」と試合途中にモデルチェンジ、3回以降はツーシームを生かして打たせる投球に切り替えるなどベテランとしての経験やコントロール力を発揮していました。
今回和田選手に勝ち星は付きませんでしたが、チームの連勝に貢献。
「やっぱり一軍っていいな。これだけのファンの前でできて。ここに戻るためにリハビリしてきたんだなと。初めての感じだった。」
と喜びを語っていました。
1軍の感覚を呼び覚ましたサウスポーは内角高め138キロで左飛をうたせてしのぎ、5回78球で2失点に抑えました。
今後も和田選手の活躍が見れることを期待しましょう!