世界１位の重圧は計り知れない
6日(日本時間でいうと7日)にテニスのBNPパリパ・オープンがアメリカ カリフォルニア州インディアンウェルズで開幕しました。
男子シングルスで第6シードの錦織圭選手（29）は女子シングルスで連覇を目指す大坂なおみ選手（21）に優しさ溢れるエールを送りました。
男子プロテニス協会(ATP)の公式サイトには錦織選手のコメントを掲載しており、全米、 ・全豪と４大大会を連覇して、一気に世界ランキング１位に駆け上がっていった21歳のヒロインに対して、「とてもビックリ。現状に精神面を適応させていくことは簡単なことではないと想像できる。世界１位は自分も未経験なので、彼女がどれだけの重圧を感じているのかは語れない」と率直な思いを口にしています。
今大会は大阪選手が新コーチであるジャーメン・ジェンキンス氏と迎える初陣となります。
錦織選手は6日に大阪選手と隣のコートで錦織選手のコーチであるマイケル・チャン氏と1時間練習をしていますが、その時大阪選手とは挨拶を交わしたぐらいでゆっくり会話する時間はなかったそうです。
「いろんなコーチから学ぶことは大事。コーチがどうとかで周りが騒ぎすぎるのはよくない。」と大阪選手への気遣いを見せました。
錦織圭選手とはどんな選手？
錦織選手は島根県松江市出身で、2008年8月の全米オープンで弱冠18歳にしてその当時世界ランキング４位であったダビド・フェレール選手を破り、日本選手では71年ぶりとなるベスト16入りを果たしたすごいプレイヤーで、日本テニス界の帝王と呼ばれている松岡修造選手をしのぐ男として注目を集めています。
錦織選手は5歳からテニスを始め、小学校6年生の頃に全国選抜ジュニア選手権、全国小学校テニス選手権、全日本ジュニアテニス選手権12歳以下の3大会で優勝し、全国制覇を成し遂げました。
力強いオールラウンダーなプレースタイルで対戦相手を翻弄しますが、中でも最大の武器は強烈なフォアハンド。
特にジャンプして体を宙を浮かせた状態でショットを繰り出すストロークは「AIR K (エアーケイ)」というニックネームで呼ばれています。
錦織選手にとっても大きな意味を持つ「BNPパリバ・オープン」とはどんな試合？
このBNPパリバ・オープンはツアーで4大大会の次に格付けの高い大会となります。錦織選手は昨年体調不良で欠場しており、2年ぶりの出場となります。初戦は2回戦(9日か10日のどちらか)から登場する予定となっています。
他選手も気遣えるナイスジェントルマンな錦織選手を応援しましょう！
