セレナ選手が女性アスリートの男女平等を訴える活動にコメント
アメリカ女子テニスプレイヤーのセレナ・ウィリアムズ選手が、現在女子サッカーアメリカ代表チームが賃金の平等を求めてUSSF(アメリカサッカー連盟)を訴えている問題について聞かれ、「アメリカ代表チームが今立ち向かっている活動を通じて女子サッカーの未来がよりよいものになることを願っています」とコメントしていました。
セレナ選手においても、女性アスリートの向上や男女平等を訴えて、契約を結んでいるナイキと新CM「Dream Crazier」を制作しています。
CMの趣旨に賛同したセレナ選手は、CMへの出演とナレーションを担当して、話題を集めています。
現在出場している「BNPパリバ・オープン」でのインタビューに応じた際のセレナ選手は、上で話題に触れた女子サッカーアメリカ代表チームの提訴問題について「サッカー界にばかばかしいほどの賃金格差があることは知っている」とし、WTA(女子テニス協会)の歴史と時代の先駆者であるビリー・ジーン・キング氏(アメリカ)の考え方について触れました。
テニス界の重鎮、ビリー・ジーン・キングとは?
ビリー・ジーン・キング氏は、現役時代から男女平等賃金や優遇を訴えてきた先駆者で、今もなおいろいろな支援活動を行なっています。
現在既に男女のもらえる賞金が同額となったグランドスラムをはじめ、今回のBNPパリバ・オープンのような大きな大会は優勝賞金が男女とも同額になってきています。
どの時代にも先駆者が必要
更にセレナ選手は「これは闘争であり、戦いです。テニスでは、70年代にすばらしい女性たちが先駆者として立ち上がり、身銭を切って男性と同じか境遇を求める活動をしてきました。どのスポーツにおいても、その時代の先駆者が必要になると思います。わたしがプレイできているのは、問題に立ち向かってくれた人たちのおかげです。サッカーアメリカ代表チームの活動が、未来の女子サッカーがより良いものになることを願っています」とエールを送っています。
現代の社会では、スポーツだけではなく、仕事やいろんな面において女性たちの活躍が目立ってきています。
しかし、まだまだ男性優先もなるケースもあり、全てが平等であるとは言えないのが今の現状です。
そのことを声を大にして訴え続けることは、体力的にも精神的にも負担がかかる大変な作業となるため、先駆者として活動し続けている人たちは本当にすごいと思うし、尊敬しますよね!
自分自身も一つの信念を持って、前に進んでいきたいと勇気をもらえた出来事でした。