2018年シーズンにおいて2年連続の日本一を成し遂げたソフトバンクホークス。
12球団最多の202本塁打を放った超強力な打撃面に目がいきがちですが、実は守備面も秀でてるんです。
今回の記事では「ソフトバンクホークス 守備力の高さ」についてご紹介します。
チーム全体の守備レベルが高い?
2018年はシーズンを通して故障者が目立ちました。
和田投手、千賀投手、岩嵜投手、サファテ投手、内川選手、柳田選手、今宮選手など主力選手の相次ぐ離脱が続いたため、シーズンを通して苦しい戦いを強いられました。特に主将の内川選手、3年連続ゴールデングラブ賞を獲得している柳田選手、5年連続ゴールデングラブ賞を獲得している今宮選手の離脱はチームにとって大誤算だったはずです。
しかしその一方で出場機会を勝ち取った若手の加治屋投手、大竹投手、中堅の森投手(2018年最多セーブ)、髙田選手、牧原選手らが各ポジションで素晴らしい活躍をみせ、2年連続の日本一を勝ち取ることができました。
メンバーが変わっても守備力を落とすことなく戦うことができるのがホークスの強みの一つかもしれませんね。
では、守備成績にフォーカスしてみてみましょう。
2018年シーズン 球団別 失策数
こちらは2018年シーズンの球団別 失策数をとりまとめたものです。
①ソフトバンクホークス 57失策 守備率.989 /75人
②オリックスバッファローズ 63失策 守備率.988 /74人
③楽天ゴールデンイーグルス 71失策 守備率.987 /74人
④千葉ロッテマリーンズ 74失策 守備率.987 /70人
⑤日本ハムファイターズ 77失策 守備率.986 /71人
⑥埼玉西部ライオンズ 87失策 守備率.984 /60人
守備率の計算式は下記の通り。
守備率=守備機会の数 ÷ 守備成功回数
ソフトバンクホークスの失策数はリーグ最少で、6位の埼玉西部ライオンズとの差は30個あります。例えば、1失策を1ヒットと考えてみると30の差は大きいですよね!
また、守備に就いた選手の数をみてもソフトバンクホークスが最多の75人です。これは単に守備が上手な選手がスターティングメンバーで出場し続けているのではなく、チーム全体の守備レベルそのものが高いと言えます。
ソフトバンクホークスは2015年~2018年の4年間連続で守備率が1位と鉄壁の守備を誇っていて、その間のリーグ順位は1位、2位、1位、2位です。
2018年シーズンにおいて12球団で最多となる202本塁打を放った強力な打撃面に目がいきがちですが、直近5年間で4度の日本一を経験しているソフトバンクホークスの強さは守り勝つ野球にあるのかもしれません。