プロ野球

背番号を変更というよりも戻す、松田選手の想いとは?

2019年シーズンから背番号を3から5へと変更する松田選手。
憧れから手に入れた背番号から慣れしたんだ背番号に戻し、原点回帰を誓います。

今回の記事では「松田選手 背番号5への想いと2019年シーズンへの決意」についてお伝えします。

背番号3への憧れ

まずは松田選手 背番号の歴史をみてみましょう。
●2006年〜2016年 背番号5 (11年間)
●2017年〜2018年 背番号3 (2年間)
●2019年〜      背番号5

2017年シーズンからは同じ三塁手のポジションで長く活躍した読売ジャイアンツの長嶋茂雄さんに憧れて背番号3を球団からもらいました。
長嶋茂雄さんのように守備・打撃・人間性で人を魅了していきたいとのことで変更した背番号。しかし打撃不振に苦しみ、2018年シーズンの打率はルーキーイヤー以来となる.248と落ち込み、ポストシーズンではスタメン落ちの悔しさを味わいました。

松田選手自身も全143試合出場、32本塁打を放つも「物足りない成績だった」と2018年シーズンを振り返っています。

入団時に2桁の背番号を球団からもらい、活躍を続ける過程で憧れの背番号に変更するのはプロ野球選手の一つの夢です。ただ、5から3と1桁から1桁への変更は珍しいのですが、2019年からは3から5へ戻すということになります。これに関しては異例であるといえます。

なぜ松田選手は背番号を5に戻したいのでしょうか?

背番号5に秘められた想い

まずは松田選手の契約状況をみてみましょう。
2015年オフに球団と4年の大型契約を結んでいます。2019年シーズンは松田選手にとって4年契約の最終年ということですね。
また近年のホークスは育成選手の台頭が目立っており、今年で36歳を迎えるということで1年1年が勝負の年になるという危機感もあるのではないかと思われます。
このような理由から入団時から11年間、慣れ親しみ共に歩んだ背番号へ戻すことで心機一転、来シーズンに挑みたいという気持ちがうかがえます。

球団側もはじめは選手の背番号が変わると色々な人に迷惑が掛かるとの理由からいかがなものかと思ったそうです。
しかし、松田選手の並々ならぬ覚悟やこれまで球団を支えてきた功労者ということを考慮しつつ、最終的には背番号の変更がかねての希望ということを汲んで変更を受け入れたそうです。

松田選手は2019年シーズンにて打率・打点・ホームランのキャリアハイを目指すと明言しています。
長年ホークスを支えて来たベテランの活躍が今から楽しみです。