昨シーズンオフに西武ライオンズへ移籍した内海哲也投手(36)が左浅指屈筋(せんしくっきん)の肉離れと診断され、6日から2軍で調整することになりました。
昨シーズンリーグ優勝の原動力となった菊池雄星投手がチームを去った今季、同じ左腕で実績のある内海投手への期待は大きいだけに今後の動向に注目が集まります。
内海投手の経歴
内海投手は読売ジャイアンツ時代にチームのエースとして6度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献している経験豊富な選手です。
下記は主な経歴です。
○最多勝 2回(2011年、2012年)
○最多奪三振 1回(2007年)
○ベストナイン 1回(2012年)
○セ・パ交流戦MVP 1回(2012年)
○日本シリーズMVP 1回(2012年)
○4年連続2桁勝利 (2010年~2013年)
○2009 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表
○2013 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表
ライオンズの投手事情
ライオンズは昨シーズンリーグ優勝を果たしましたが、投手陣の防御率は4.24とパ・リーグでは最低でした。加えてエースの菊池雄星投手がメジャーリーグへ移籍となり、投手補強が急務となり、炭谷選手の人的補償で内海投手を獲得しました。
内海投手はジャイアンツ時代にエースとして活躍。更に国際大会の経験も豊富なため、投手陣の精神的な支柱となります。また、ライオンズには先発左腕が少なく、榎田投手に続くローテーション入りが期待されています。
ライオンズ先発ローテーション予想
今季のライオンズの先発陣はエース格の多和田投手を筆頭に今井投手、榎田投手がローテーション入りすると考えられます。
○多和田真三郎 右投げ 開幕投手内定
○今井達也 右投げ
●榎田大樹 左投げ
上記3人は先発ローテーション当確で残りの枠を下記メンバーで争うことが予想されます。
●内海哲也 左投げ
○松本航 右投げ
○ニール 右投げ
○髙橋光成 右投げ
春季キャンプ~オープン戦にかけてのアクシデント
○内海投手
左浅指屈筋の肉離れにより2軍調整
○榎田投手
左上腕三頭筋の張りにより2軍調整中
○多和田投手
扁桃炎による発熱のため休養中
ライオンズは榎田投手、内海投手と貴重な左腕2人を欠いて2019年シーズンをスタートしなくてはならない状態となり、投手陣においては昨シーズンに引き続き苦しい戦いを強いられそうです。