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市営バス 事故(神戸市)で2人死亡。ドライブレコーダーではブレーキランプの点灯なし。

4月21日(日)14時過ぎ、兵庫県神戸市のJR三ノ宮駅すぐ横の横断歩道で市営バスが歩行者8人をなぎ倒す事故が起こりました。この事故により20代の2人が亡くなっています。市営バスの運転手は警察の取り調べに対して「ブレーキを踏んで発信準備をしている際にバスが急発進した」と話しています。




事故を起こした市営バスの運転手 大野 二巳雄容疑者(64)は過失運転致死の疑いで現行犯逮捕されています。

事故現場は神戸市で最も利用する人が多いJR三ノ宮駅すぐ横の横断歩道です。事故当時は日曜日ということもあり、大変多くの人通りがありました。
事故を目撃した方によるとバスは時速20キロ弱ほどのスピードで横断歩道をゆっくりと前進し、次々と歩行者をなぎ倒して直進したと話しています。

大野容疑者は警察の取り調べに対して「ブレーキを踏んで発信準備をしている際にバスが急発進した」と話していますが、ドライブレコーダーの映像をみるとバスのブレーキランプは点灯していないため、ブレーキを踏んでいない状態で横断歩道を直進したのではないかと思われます。

むしろ横断歩道に差し掛かる辺りからバスのスピードが上がっているようにみえます。アクセルから足を離している状態(クリープ現象)では時速20キロほどのスピードはでないため、横断歩道に差し掛かる辺りからアクセルをふかしている可能性があるのではないでしょうか。




市営バス 事故(神戸市)にて神戸市交通局は緊急会見

市営バスが歩行者に接触した事故からおよそ3時間後、神戸市役所にて神戸市交通局が緊急会見を開きました。
※緊急会見後に判明した情報を含みます。

持病や休職、アルコールについての検証態勢について

持病については糖尿病があり、日頃からインスリンを使用しているとのこと。また、10年間血圧を下げる薬を服用しているとのこと。
<インスリン 副作用>
インスリンを使用すると、意識が低下することがあるそうです。

アルコールチェックは運転前に実施済みで、健康診断については年2回 春・秋に実施しているとのこと。

勤務状況について

事件を起こした大野容疑者の勤務体制は一般の従業員よりも1日休みが多い週休3日で勤務とのこと。

事故歴について

・2016年に乗用車との接触事故を起こしている。
・2006年、2007年、2010年に車内で乗客が転倒する事故を起こしている。

市営バス トラブルについて

当該バスの車両異常は確認できていない。
※法定点検を行っており、自主点検は2週間ごとに実施していた。




市営バス 事故(神戸市) について妻と近隣住民の反応

今回、市営バスが歩行者に接触してしまった事故について、大野容疑者の奥さんや近隣の方がコメントしています。

奥さんのコメント

事故する人と違う。事故を起こしたのは今回が初めてで車はきちっと運転している。

近隣の方のコメント

バス歴が33年で操作ミスするような、そんなレベルの人と違う。
一つ間違えたら簡単に人を殺せる車だから、慎重に。時間に遅れてもいいから安全運転するようにアドバイスをしてくれるような人。
ドライバーの鑑のような人。

事故の原因は判明していませんが、今後はバスにも安全装置が必要であると感じます。どんなに体調管理をしていても気持ちの緩みは起こることはあります。一瞬の間に起こってしまう今回のような事故についてはできるだけ道具を用いて防いでいくことも検討してもよいのではないでしょうか。




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