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ついにブラックホールを観測!アインシュタイン一般相対性理論の解明へ大きく前進

世界で初めてブラックホールの影を撮影することに成功したことを日米欧などの国際研究チームが10日に発表しました。

ブラックホールの存在は約100年前からアインシュタインの一般相対性理論で存在することを予想されていましたが、外に光を出さないほどの強力な重力を持つため、これまで観測が難しいとされていました。

 

研究チームは高解像度の電波望遠鏡を利用してブラックホールにとても近くのガスが発生する電波を精密に観測して、影のようなブラックホールを浮かび上がらせることに成功したのです!

 

 

ブラックホールの存在でアインシュタイン一般相対性理論の正しさを証明

 

今回ブラックホールを影を撮影することに成功し、アインシュタインの一般相対性理論の正しさが証明されたとともに、銀河の中心には巨大なブラックホールがあることを確認したという大きな成果を得たことになります。

アインシュタインが提唱していた一般相対性理論では、ブラックホールは一般相対性理論の根底にあり「とてつもなく質量が大きい天体」と定義しており、ブラックホールの質量が大きいということは「光さえも抜け出せない」ということを意味していると語っています。

 

本来天体観測をするには、その天体が発した光を見ることができないと観測することはできないのです。

アインシュタインの考えが正しいとすると、光を発しなくても見えるようにする方法が必要となるということになりますね。

 

今回初観測した方法はまさに光を活用した以外の方法!

こんなに昔からそのことがわかっていたなんて、アインシュタインは本当にすごい人ですよね!

 

 

 

一般相対性理論の解明だけではなく銀河の起源解明にも大きな手がかりに

 

今回の成功は一般相対性理論の解明への大きな一歩であることと同時に銀河の起源を解明するのにも大きな手がかりになるといいます。

ブラックホールの大きさから質量などを算出することで、銀河の起源や進化を解明することができるかもしれません!

 

国際チームは2017年4月におとめ座の方向に位置し、地球から約5500万光年離れた楕円銀河「M87」の中心にあると考えられていた宇宙最大のブラックホールを観測しました。

南米チリにある「アルマ」をはじめハワイや南極など世界6カ所にある8台の電波望遠鏡の観測データにより約2年の月日をかけて慎重に解析が進められてきました。

 

その結果がブラックホール周辺部のガスがリング状に輝き、中心が影のように暗くなっている画像の撮影に成功することができたのです!

M87の中心にあるブラックホールの質量は太陽の約65倍に当たるようで、その数値だけでもブラックホールの偉大さがわかる気がします。

 

これからどんどん銀河の神秘が解明されていくのが楽しみですね!