プロ野球

ホークス 2019年シーズン、スローガンからみる課題

2019年シーズン ホークスのスローガンが発表されました。
スローガンは「奪sh!(ダッシュ!)」です。
2018年シーズンで足りなかった点を奪い返すという想いを込めたスローガンになっています。
今回の記事では「スローガンに秘められた想いと来シーズンの課題」についてご紹介します。

スローガンに秘められた想い

2018年シーズンはリーグ2位という成績で終わりました。
日本一に輝きましたがリーグ優勝を逃したという部分ではシーズンを通して悔しい気持ちがある。来シーズンはリーグ優勝を奪い返して日本一になるという強い想いを込めてスローガンを「奪sh!(ダッシュ!)」としたそうです。

スローガンには球団が常に持ち続けている想いが込められます。
工藤監督は記者会見で「ホークスは常に強くなくてはならない」という言葉を口にしています。その想いもスローガンに込めたのでしょう。
それでは直近の成績を振り返りつつ、スローガンに秘められた想いを改めて考えてみましょう。

ホークス 年度別成績

下記は過去10年間のホークスの順位です。
○2009年 3位
○2010年 1位
○2011年 1位 日本一
○2012年 3位
○2013年 4位
○2014年 1位 日本一
○2015年 1位 日本一
○2016年 2位
○2017年 1位 日本一
○2018年 2位 日本一

過去10年間でAクラス入り9回、リーグ優勝5回、日本一5回と素晴らしい記録を残しています。

2018年シーズンで達成できなかったリーグ優勝を奪い返すという想いを込めてのスローガン「奪sh!(ダッシュ!)」となっているんですね!また、shの部分はキャップと同じソフトバンクホークスの頭文字となっていて、ホークスらしくシーズンを戦い抜くという想いも込められているのだと思います。

続いてスローガンからみた来シーズンの課題をみていきましょう。

スローガンからみる来シーズンへの課題

2018年シーズンで12球団最多となる202本塁打を数えた強力な打線は魅力の一つですが、足りなかった部分もあります。

スローガンにもなっている「ダッシュ!」
走塁の部分です!

走塁の改革は大きく2つを掲げています。
①打った後の全力疾走
②盗塁(2018年シーズン80個)
盗塁に関してはパ・リーグで5番目とやや見劣りする部分です。
こちらを村松コーチ・本多コーチが軸となり「走るホークスの復活」を目標に改革していきます。

村松有人

1軍外野守備走塁コーチ
通算盗塁数270 歴代37位 ※2018年シーズン終了時

本多雄一

1軍内野守備走塁コーチ
通算盗塁数342 歴代21位 ※2018年シーズン終了時

トリプルスリー達成経験のある柳田選手や来季トリプルスリーを目指す上林選手、今宮選手・松田選手・中村選手の盗塁数が増えれば自ずと得点力も増します。
2019年シーズンは強力な打撃に加えて走塁にも注目したいです。