プロ野球

日本ハム 清宮選手が右手有鈎骨を骨折。今後の影響は?

日本ハムの清宮幸太郎選手は3月3日、DeNAとのオープン戦にてスイングした際に右手首を痛めて途中交代しました。都内の病院で精密検査を受けた結果、右手有鈎骨(ゆうこうこつ)の骨折と診断されました。

 

日本ハム 清宮幸太郎選手について

ポジションは一塁と外野を守れるユーティリティープレイヤー。
高校時代は通算111本塁打を放ち、最多記録を保持しています。
スイングスピードと長打力が魅力でプロ入り後も侍ジャパンに選出されるなど今後の活躍が期待されます。

今季の活躍状況

今季はここまで11試合に出場して 打率.333 本塁打2本 打点11と活躍しており、打線の軸として活躍していただけにチームとしては痛手となりそうです。

 

 

 

日本ハム 清宮選手のスケジュール

侍ジャパンの強化試合

3月9日、10日に京セラドーム大阪にて行われる「侍ジャパンシリーズ2019vs.メキシコ」の強化試合に選出されていましたが、辞退することが発表されました。

シーズン開幕戦

3月29日 オリックスとの開幕戦出場も危ぶまれている状態です。

清宮選手はプロ2年目のシーズンで昨シーズンを超える活躍が期待されるだけに早い復帰が求められます。

 

 

 

有鈎骨とは?完治にはどのくらいの期間が必要?

有鈎骨とは手の骨でバットを握った際にちょうどグリップ部分があたる場所にあります。
有鈎骨は癒合(ゆごう)しにくいため、多くの場合手術が必要となります。また、有鈎骨付近は血液の循環が悪いため、治りが遅いという特徴があります。

 

 

 

有鈎骨 骨折後のスケジュール

一般的に有鈎骨を骨折後、復帰するまでの流れは下記のようになります。
➀手術を実施
②手術後は患部を固定(術後2週間)
③手首を動かしたり握力を鍛えるなど筋力トレーニングを開始(術後3~4週間)
④素振りなど実践に近いトレーニングを開始(術後5~6週間)
⑤実戦復帰(術後7~8週間)

清宮選手は19歳とまだまだ若いので治りが早い可能性が高いです。

 

プロ野球選手は有鈎骨を怪我しやすい?

有鈎骨は清宮選手同様、過去にもプロ野球選手が負傷している箇所です。
有鈎骨を骨折している選手の共通点は強打者という点でしょうか。

下記に有鈎骨を骨折した選手をピックアップします。
・原辰徳選手  (巨人)
・中村紀洋選手 (近鉄バッファローズ)
・中田翔選手  (日本ハム)
・松田宣浩選手 (福岡ソフトバンクホークス)
・畠山和洋選手 (東京ヤクルトスワローズ)

フルスイングやファールボールを打った際に骨折することが多いようです。