平成最後となる今日、30年余り国民の平和を祈り続けご公務を続けられた天皇陛下が退位されることになりました。
午後5時から退位を国民に伝える儀式「退位礼正殿の儀」に臨まれ、最後のお言葉を述べられる予定です。
天皇陛下と皇后陛下は長い間お互いを支えあいながら、憲法が定める「象徴天皇像」を全身全霊で模索し続けられた日々を過ごしてきました。
天皇陛下、皇后陛下の仲の良さはほっこりと心癒されるエピソードばかり!
理想の夫婦のあり方がわかる、これまでのお二人の歩みをご紹介していきます。
天皇陛下と皇后陛下の出会いのきっかけは?
天皇陛下、皇后陛下のお二人の出会いは1957年8月、長野県にあるテニスコートでした。
お二人に運命的な出会いをもたらしたのは、「テニス」だったのですね!
皇后陛下と皇后陛下が初めて出会われてからご成婚までに599日間もの間、ご友人の電話での取次ぎや長い時間かけてのプロポーズを経て、皇后陛下美智子様は皇族や元貴族という身分ではなく平民から「お妃」となったのです。
平民から初めて「お妃」となった美智子様には、その当時旧皇族や華族などから強い反対を受けていたといいます。
初めてのことに不安を感じていた美智子様を優しく包み込み、日常生活においてもできるだけ快適な暮らしをすることができるように気配りをされてきたのが天皇陛下だったといいます。
御所の応接間の窓から見えるお庭にはたくさん花が咲いているそうですが、美智子様は「陛下がここに花を植えて愛でたらいいよとおっしゃってくださったの。とてもいいでしょう?」とおっしゃって、とても嬉しそうにお話しされたそうです。
お花が好きな美智子様のために陛下が庭にされたのだとか!
心温まる夫婦のやりとりですよね。
天皇陛下と皇后陛下の優しさに包まれてきた30年間
30年という長い間国民に歩み寄られてこられた天皇陛下と皇后陛下。
平成の時代は特に自然災害が多く、全国各地で被害がありました。
そのたびに現地に赴き、被災者の前に膝をついて座り、被災者一人一人の心に寄り添われてきました。
この膝をついて座り、被災者の声に耳を傾ける活動は現天皇陛下が初めてされた行為だそうですよ!
常に国民と同じ立場に立って考えてくださる天皇陛下、皇后陛下のこれまでのご活動に感謝して、明日からはじまる新しい生活が楽しく健やかなものであることを願っています。