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羽生結弦 ネイサンチェンに敗北 「負けは死も同然」

フィギュアスケート世界選手権において男子フリーが行われ、ショートプログラムで3位となりトップと12.53点の差で逆転優勝を目指す羽生結弦選手は4回転ジャンプを4本中3本成功させて、世界最高を更新するフリープログラム206.10点、ショートプログラム・フリープログラム合わせて300.97点を叩き出しました!

しかし、その直後にショートプログラムトップであったネイサンチェンが4本の4回転ジャンプを全て成功させる完璧な演技を披露し、フリープログラムの得点は216.02点、ショートプログラム・フリープログラム合わせて323.42点を獲得し優勝を果たしました。

 

最終的な結果、羽生選手は2位で銀メダルとなりました。




 

最大のライバル ネイサンチェン圧巻の演技で羽生超え

 

冒頭の4回転サルコーが回転不足と判定され、その部分で減点された以外はほぼ完璧な演技を見せていた羽生選手。

羽生選手が演技を終えた時点で得た得点は世界最高得点であったにもかかわらず、最大のライバル ネイサンチェンは大きく差をつけて駆け抜けて行きました。

 

ネイサンチェン選手の演技を振り返ってみると、4回転ルッツは出来栄え点が4.76点と大きく加点され、その後の4回転フリップは2.04点、4回転トーループは3.39点とどの4回転ジャンプについても完璧な滑りを見せ大きく加点を獲得しました。

昨年のネイサンチェン選手は3回転アクセルが課題とされていましたが、今期はその課題もクリアし4回転トーループ・3回転トーループの連続ジャンプでも3.39点の加点を得ているため、昨年の課題をきちんとクリアして着実にレベルをあげてきていると言えますね。

 

いわゆる「完璧な演技」ができるまで仕上げ、試合本番でしっかりとその成果を出していける強さを得たネイサンチェン選手はもはや無敵状態とも言えるでしょう。

 

ライバル ネイサンチェンの進化を受けた羽生選手の心境とは?

今回の試合終了後のインタビューで羽生選手は「正直悔しいですね。ショートでもフリーでも両方とも負けてしまっているので。正直もっと強くならなきゃいけないなと痛感しています。」とし、演技について評価する部分もあれど、「負けには負けって意味しかないので。はっきり言って自分にとっては負けは死も同然だと思っているので。本当に勝ちたいです。」と悔しさをあらわにしていました。

最後に来シーズンについて「完全なる実力不足だなとというのをあらためて痛感しているのでこれから次のシーズンに向けてしっかり時間があるので、怪我をせず、追いつかれないぐらいに強くなりたいと思います。」とコメントしていました。

 

羽生選手の良さはライバルができた程度でめげないパワーを持っているところだと感じているので、この悔しさをバネに来シーズンもっともっとレベルアップした羽生選手の完璧な演技が見れることを期待したいと思います!