4月24日 マラソンの指導者として活躍した小出義雄さん(80)が亡くなりました。
小出さんから指導を受けた経験のあるシドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんやバルセロナ五輪女子マラソンで銀メダルを獲得した有森裕子さんがコメントしました。
小出義雄 死去にて高橋尚子がコメント
高橋尚子さんはシドニー五輪女子マラソンにて世界新記録で金メダルを獲得しています。
高橋さんは小出さんから多くを教わったとコメントしています。
高橋尚子 今の私があるのは小出さんのお陰
小出さんは当時弱かった高橋さんに対して、どうすれば実績を残していけるかを多くの時間を使って一緒に考え、指導してくれたのだそうです。
シドニーオリンピックで金メダルを獲得できたのも、世界新記録を出せたのも、今の自分があるのも小出さんのお陰です。と感謝の気持ちを語っていました。
【尚】より
その功績・思想に敬意を思い、心より、御悔やみと御冥福を御祈り願い申し上げ致します。
高橋尚子(元)選手・有森裕子(元)選手他、現役頃指導し、しかし、去る3月31日、指導者としては引退した、…(・・;)https://t.co/ad9jIRzOnf pic.twitter.com/xmAYtwlN9Y— 尚は、ここにいるよ![仮垢] (@takacha081) April 24, 2019
小出義雄 死去にて有森裕子がコメント
有森裕子さんはバルセロナ五輪女子マラソンにて銀メダル、アトランタ五輪女子マラソンにて銅メダル獲得と輝かしい功績を残しています。
そんな有森さんが亡くなった小出さんへコメントしました。
有森裕子 小出さんからもらった言葉で困難にも立ち向かえた
有森さんは小出さんから指導を受けていた時、度々故障して落ち込んでいたことがあったそうです。その時に小出さんは「物事には意味のないものはない。だからどんなことが起きてもせっかくと思え」とおっしゃったそうです。有森さんはその言葉にすごく励まされ、たとえ怪我で故障してしまっても、それには必ず意味があると立ち向かえたそうです。
小出さんは練習が厳しい監督だったそうです。しかし、その厳しい練習の裏では親身になって選手と接っする。その中で有森さんに投げかけた言葉。この言葉が背中を後押しして、有森さんは結果を残せたのかもしれませんね。
「初めて自分を自分で褒めたいです。」
1996アトランタ五輪 有森裕子 pic.twitter.com/knwuMjdmKm— 東京オリンピック開催決定記念 名言 (@orinpic_tokyo) April 20, 2019
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